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    らーめん芝浜 

    行きたいと思っても関東方面に足を延ばす機会など滅多にないことですが、前記事でご紹介した埼玉県越谷市のラーメンイベント訪問の時間調整ついでってことで、同伴のブログ仲間さんに寄り道を提案♪ 課題店だった群馬県桐生市の『らーめん芝浜』さんに念願の初訪が叶いました。

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    昨年7月のオープン以来、並々ならぬこだわりと個性が受け入れられ瞬く間に人気店へと駆け上がり、県外からも大勢のフリークが訪れる新進気鋭店として注目されています。 

    営業スタイルもこれまた個性的で、朝7時から10時までの朝の部と、10時から14時30分までの昼の部の二部制を採られていて、時間帯でメニューを入れ替えるシステムになっています。 それ以外にも様々な限定メニューも提供され、早朝から長い行列が出来ることも珍しくないとか・・・。 事実、私達がお店に到着したのは午前10時過ぎでしたが、すでに店内は満席で店先にも数組の待ちが発生していました。 

    カウンター席とテーブル席のみで20席にも満たないこじんまりとした店内ですが、作務衣をお召しになられたご店主といい、和風な雰囲気といい、どことなく蕎麦屋のような佇まいを感じますね。 

    テーブル席に着かせてもらい一通りお品書きに目を通しましたが、初訪であれば “ 麺のコース料理 ” と称されるお店のイチオシをオーダーするのが定石でしょう。


    小麦三昧
    1200円(税抜き)

    ①低加水麺の生醤油まぜそば

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    全三品が提供されるメニューの一品目はまぜそばでスタートです。 載せモノはほぐしチャーシュー、粗微塵切りされた生タマネギ、青ネギのみと至ってシンプル。 麺は群馬県産の小麦『黄金鶴』を低加水で誂えたストレート細麺で、その下に少量の醤油ダレが張られています。

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    醤油ダレには節系の風味が仕込まれているようです。 生タマネギのシャクシャクした食感、青ネギの風味、さらには香味油のコクが一体となり、どことなく和風な味わいに仕立てられていました。

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    麺はザクっとした硬質感のある噛み応えがあって、ぷつぷつっと歯切れの良い食感です。 私的には、まぜそばは太麵のイメージがあったので、これはちょっと斬新に思えました。 

    まぜそばにはジャンキーなイメージがありますが、様々な具材や薬味を豪快に混ぜ合わせる濃厚でパンチの効いたまぜそばに非ず、小麦の風味を活かした麺の美味しさを味わわせるために品良く仕上げられている印象です。

    一品目からこんなハイレベルなものを供されたら、二品目にも更なる期待を寄せてしまうってもんです。


    ②上州辛味大根のつけ麺

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    続いて二品目はつけ麺になります。  こちらも潔いまでにシンプルかつ独創的で、麺に対する自信の表れが見て取れるような品ですね。

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    こちらの麺もやはり群馬県産で、『絹の華』という小麦粉を用いた加水率40%の多加水麺です。 艶やかで瑞々しく、小麦の香り立ちも極めて豊か。 まぜそばの麺とはまるで異なるツルツルモチモチの弾力的な噛み応えが特徴的です。 ほんのりと甘みすら感ずる秀逸さで、やはり麺そのものの美味さは格別ですね。

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    つけダレは醤油に大根おろしを添えたおろし醤油で頂くという斬新なアプローチ。 醤油は『日本一醤油 岡直三郎商店』さんの醤油を使用しているそうで、醤油テイストは非常に濃密です。 大根の辛味が麺の甘みと美味しさを際立たせる仕掛けになっているんですね。

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    麺の先にほんの少しだけタレを漬けるのが正解らしいですが、無粋にもどぶ漬けしてしまいました(;・∀・) 醤油は甘みが少しあって、大根の辛さと対照的なコントラストを見せてくれます。 

    小麦や製麺に対するこだわりもストイックですが、 “ 食わせ方 ” にも一石を投じるような素晴らしいセンスを感じました。



    ③らーめん (醤油)

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    〆のラーメンは塩か醤油のどちらかを選べますが、今回は醤油を頂いてみることにしました。 スープは大山鶏の鶏ガラや国産の丸鶏をはじめ、宗田鰹、鯖節、真昆布、煮干しなど、動物系と魚介系を緻密にブレンドした無化調仕立て。  近年のトレンドとも言えるような濃厚醤油清湯ですが、力強い旨味の凝縮感の中にも繊細さが表現された美味しさに思わず言葉を失いました。  

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    チャーシューはバラロールチャーシューと、那須高原豚肩ロースコンフィの合い盛り。 とろっと蕩けるような脂質の柔らかさと豚肉の旨味を楽しませてくれるバラ肉の魅力も然ることながら、スターアニスという香辛料とパインジュースで味付けした肩ロースのコンフィが絶品。 適度に弾力を残したむっちりした歯応えと、上質な脂質の旨味が口の中に広がります。 これはちょっと今までに頂いたことのないチャーシューです♪ 

    少し甘い味付けのメンマ、お寿司屋さんでも使われる高級海苔など、載せモノも極めてハイクオリティですね(〃▽〃)

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    こちらの麺は『金龍星』に地粉をブレンドした中細ストレート麺。 つるっと滑らかでしなやかで、ぱつんと噛み切れる小気味良い食感が堪りません。 一啜りごとにその美味しさを噛み締め、スープを味わい、最後の一滴まで残さず堪能させて頂きました。

    まさに “ 麺のコース料理 ” と呼ぶに相応しい品ですが、驚くべきはその美味しさのみならず、これだけの手間が掛かる品にもかかわらず、食べ手のペースにタイミングをピタッと合わせて次品が供されるオペレーションの巧みさです。 これはなかなか真似出来ないものだと思います。

    ちょくちょくお邪魔出来る距離ではありませんが、高速代を払ってでも訪問価値のある魅力的なお店です。 いつかまた機会を設けて再訪しようと思います。


    category: 群馬県

    Posted on 2015/09/24 Thu. 10:00  edit  |  tb: 0   cm: 0