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    花カツミ 

    2ヵ月ぶりに大槻町の「花カツミ」にお邪魔しました。
    以前よりずっと気になっていた未食の一品を制覇し、花カツミメニューをフルコンプリートする日が遂にやってきました(←大袈裟・笑)


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    この日は休日でしたが混雑する時間帯は外したつもりで暖簾を潜ったものの、テーブル席を占拠する女子高生の大群に一瞬たじろぎます(笑) 運良くカウンターの端っこをゲット出来ましたが、この後程なくして満席となりました。今まではどちらかと言えばミドルエイジのお客さんを目にする機会が多かったように思いますが、年齢や性別を問わない幅広い客層に受け入れられるのは人気店の証し。
    ”ヤング層”も取り込み、益々繁盛されております。





    特製うどん
    680円

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    限定20食のレアな一品です。ラーメンとは微妙に異なるビジュアルですが、その世界観から決して逸脱することなくどこから見ても「花カツミ」の品である事をアピール。


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    短冊状に切り揃えられたチャーシューと白髪ネギが多めに盛られ、そのトップにはウズラの卵が落されています。お品書きには「スープの中に秘密が・・・」と書き記されていまして、丼を持ってみるとその秘密がずっしりとした重みになって伝わってきます。


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    スープは味噌ベースで、微かに感じられるゴマ油の風味がアクセント。味噌の存在が若干勝っているせいかトンコツの旨味がマスキングされている印象も受けますが、勿論味噌とトンコツの相性はすこぶる良好。これにアブラ増しして、コク味アップさせても良さそうな気もします。


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    うどんそのものに特筆すべき点は見出せなかったものの、味噌スープが驚くほどマッチし、食べ進めるに従って味噌ダレの濃度を変化させる計算高さも窺がわせます。マスターの遊び心も巧みに演出しつつ、相当な食べ応えを感じる一杯に仕上がっています。ちなみに、スープの中に潜む秘密は食べてみてからのお楽しみです(笑)



    先述したお若い団体客様も「花カツミ」さんの楽しみ方をちゃんとご存知のようで、食べ終える直前に辛抱堪らず半ライスを追加されていたのに思わず笑ってしまいました。

    ピーク時を外してマスターご夫妻とまったり会話を楽しむのも良いですが、こんなエネルギッシュな空気が漂う時間帯に敢えて身を置いてみるのも一興かもしれません。






    category: 郡山市

    Posted on 2011/07/27 Wed. 14:17  edit  |  tb: 0   cm: 6  

    野田町食堂 

    福島市の老舗「野田町食堂」を5ヵ月ぶりに訪問してみました。震災で店舗二階の壁面が崩落する被害に遭われたとの事で心配しておりました。


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    震災後、お店の復旧を願う方がインターネット上で応急修理のボランティアを募集されていたようです。真冬のような寒さが続く中、復旧にご尽力頂いた方々には心から感謝申し上げます。


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    店内は特に目立った被害も見られず、未だに現役の黒電話や年季の入ったテーブルや椅子もそのままで、昭和にタイムスリップしたような懐かしい佇まいは健在でした。



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    麺類、ご飯類は若干の値上げがされたものの、人気のセットメニューの価格は据え置かれ驚くべき低廉な価格は維持されております。このようなご時世ですから、もっと思い切った値上げをされても不満を仰る方は少ないと思うのですが、易々とそうしないところに地域密着型として営まれてきた老舗の良心とアイデンティティーを感じます。






    冷やし中華
    650円

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    冷やし中華巡りの第二弾です。
    見た目にも涼しげなガラスの器に盛られ、冷やし中華には欠かせぬ錦糸卵、ハム、キュウリの”御三家”を従えつつ、真っ赤なプチトマトが彩りを添えます。


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    その向正面側にはチャーシューが1枚。濃いめに味付けが施され噛む毎にその煮汁の旨味が染み出てくるもので、更にその下には賽の目切りにされた物もコロコロ潜んでいます。


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    「野田町食堂」の代名詞とも言えるこのメンマは繊維質が解けるほど柔らかくなるまで煮込まれていて、知らないで食したらメンマと気付かないかもしれません。コリコリした食感を好まれる方には向かないかもしれませんが、個人的にこのメンマはお気に入りの一つです。


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    冷やし中華のトッピングには珍しいと思われる海老や、昔懐かしの赤ウインナー、更にはパイナップルまで載せられ、徐々にカオス的な一面も・・・(笑)これ以外にも、蒲鉾、ワカメ、刻み海苔、輪切りされたレモン、紅ショウガ、とその種類の豊富さに瞠目させられます。
           

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    タレは定番のものよりかなり甘みが強調され、逆に酸味はごく僅かに抑えられています。醤油タレの色香を強く麺に移してはいても、難なく完飲出来るほど円やかに仕立てられています。丸断面の多加水中細縮れ麺は、ややソフトタッチながらもツルツルとした滑らかな舌触りと喉越しを享受できることでしょう。麺量は恐らく通常のラーメン一杯分相当と思われ量的なボリュームは控え目ながらも、驚くほどの豊富なトッピングがこの一杯を十分に楽しませてくれることと思います。どれほど前からこのようなスタイルで供されているかは存じませんが、老舗の夏メニューに感心しきり。





    半チャーハン
    280円

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    この日はガッツリいきたい気分だったので半チャーもオーダーしました。しっとり系チャーハンの味付けは醤油ベースと思われ、隠し味としてソースも掛けられているようです。彩りのバランスの良さは勿論、ふんだんに投入されているチャーシューがワンランク上の品にも感じさせる贅沢感を醸します。


    今回もお店の雰囲気を含め老舗の味を心行くまで堪能させてもらいましたが、気さくでチャーミングな女将さんにお目に掛かれなかったことだけが大変に残念でした。次回お会いできる日を楽しみにしております。









    category: 福島市

    Posted on 2011/07/22 Fri. 18:06  edit  |  tb: 0   cm: 6  

    北海ラーメン 樽っ娘 

    二本松市竹田に店を構えらる「北海ラーメン 樽っ娘」を初めて訪問しました。交通量の少ない裏通りにひっそり佇むようにも見えますが、提灯やら幟が立ち並んでいるので結構目立つ存在だったりもします。  


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    店内はカウンターとテーブル席×2つのみのこじんまりさ・・と思いきや、奥に涼しい部屋があるとのことで、女将さんが隣の部屋に案内して下さいました。軽く20名以上は座れるほどのキャパを誇る座敷でしたが、恐らく地域の会合や宴会にも使用さているのでしょう。そこをを一人貸切状態で食事をされていたご常連さんと思しき方が、広い部屋でキョロキョロしている私に座布団を差し出して下さいました。お気遣いありがとうございました。


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    メニューの有効期間が切れているような気もしますが、その辺はご愛敬でしょう(笑)  「すーらータンメン」や「エビチリ」などの中華系があるかと思えば、蕎麦やうどんも取り揃えられ、更にはこのメニューには載ってませんが、二本松市が推奨するB級グルメ「安達太良カレー」をメニュー化した「カレーラーメン」もラインナップされているようです。






    冷やし中華
    800円

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    店内に貼られた「夏メニュー始めました」のPOPに釣られ、冷やし中華を所望してみました。載せられた具材は定番のものながら、彩りも鮮やか。タレはスタンダードな甘酸っぱい醤油タレですが、酸味はマイルドに抑えられており、キュウリ、錦糸卵、ハム、といった具材と絡ませても食べ易く感じます。マヨネーズはデフォで添付されませんが、リクエストは可能です。


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    目立たぬ存在ながら、この中華クラゲがトッピングされることで歯応えにコリコリした食感がアクセントとして加わります。また、散らされた刻み海苔が風味増しに貢献しています。


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    こんな華やかさを醸す事が出来るのも、冷やし中華の特権ではないでしょうか。しかしながら、タレに浸ってしょっぱくなったフルーツは苦手なので、一番先に食べてしまいます(笑)


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    きっちりと冷水で締められた事を伝える多加水の中細麺。歯応えは良好でもキリっと冷たくなければその魅力も半減してしまうと思うのですが、店主の丁寧な仕事に抜かりはありません。添えられた練り辛子を摘まんで一緒に頬張れば和辛子特有の辛味と風味が広がり、日本の夏には欠かせぬ一品であることを主張します。


    この記事を書いていて、福島市新浜町にも同名のお店が存在する事を知りました。こちらのお店とどのようなご関係なのか、「北海ラーメン」の店名由来と一緒にお伺いしてみたいところです。


    夏の冷やし中華(夏限定メニューも含む)巡り、何杯イケるか楽しみです♪



    category: 二本松市

    Posted on 2011/07/18 Mon. 11:17  edit  |  tb: 0   cm: 4  

    支那そば処 三善 

    食べ歩きを始めた頃からご高名は存じ上げていながら今まで訪問する機会に恵まれず、10年以上にも亘り永遠の課題店として君臨し続けてきたお店です。錚々たるブロガー様の記事に羨望の眼差しを送っていましたが、ここに来てようやく暖簾を潜る決意をしました。


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    目にも鮮やかな深紅の暖簾を目の当たりにし、感慨も一入。店内は店主ご夫妻とご常連様の信頼関係によって作り出されるアットホームで落ち着いた雰囲気が印象的です。そんな雰囲気を壊さぬよう、やや遠慮がちにカウンター席の一番端っこに座らせて頂く事にしました。この時、私とほぼ同時に入店されたご年配のお客様がいらしたのですが、お冷代わりの盛っ切り酒が何も言わずに店主から差し出されるほどに、深いお付き合いをお持ちの方でした。


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    グランドメニューにも季節限定メニューにも魅力的な一品が勢揃いですが、夜のみメニューの「晩酌セット」に激しく惹かれます(笑) 現在は夜の部の営業はお休みされているようですが、再開後機会があればお邪魔してみたいものです。また、ご常連様は「冷やしみそ支那そば」を所望されてる方が多く、そちらも大変気になるところではありますが、今回は初訪なのでお店おすすめの品を頼んでみました。





    支那そば
    730円

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    派手さは感じられないものの、何か並はずれた存在感のようなものを感じます。川俣シャモの旨味を丁寧に抽出したスープは、リッチな旨味と香りを伴いながらも諄さとは無縁の上品さを醸します。醤油タレの風味が控え目なせいもあり繊細でマイルドな仕立てにも思えますが、食べ進むに従って味覚の奥に潜んでいた塩気がアクセントになり、初見とはまた違ったシャープさも見せ付けます。


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    並はずれた存在感の主はこちらでした。丼の大部分を覆い尽くす、まるで落とし蓋が如き巨大なチャーシューに釘付け。スープの旨味とぶつからないよう味付けは薄めで、このボリュームも然る事ながら肉質も柔らかくまさに絶品。


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    しなやかでありながら噛み切る瞬間にコリコリっとした特有の食感を愉しめるメンマは、筋っぽさなど微塵も感じさせぬ丁寧な下ごしらえが施されています。この逸品を酒のつまみにしたら、なんて想像すると、やっぱり「晩酌セット」にいきたくなります。


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    組み合わされる中細縮れ麺は小麦の自然な風味と適度な歯応えを伝えてきます。どちらかと言えば一歩後に下がってスープの旨味を際立たせるタイプに思えますが、麺とスープのバランスの駆け引きに店主の卓越した技量が窺がえます。スープ、麺、トッピング、どれをとっても、妥協を一切許さぬ拘りがヒシヒシと感じられる一杯です。


    こちらに辿り着くまで随分と時間を要しましたが、今後は何度もこの赤い暖簾を潜らせてもらう事になりそうです。






    category: 郡山市

    Posted on 2011/07/13 Wed. 17:45  edit  |  tb: 0   cm: 5  

    ときわや食堂 

    先日、よはんさんのブログ「徒然なるままに・・・。」で紹介されていた、宮城県亘理町の「ときわや食堂」に初めて訪問させて頂きました。亘理町も地震と津波による甚大な被害を受けられていますが、こちらの老舗はあの震災を耐え抜きました。


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    ご覧のようにこのお店には暖簾も看板も幟すら存在せず、本当にこれが食堂なのかと不安を覚えますが、逆にこんなところがマニアを惹き付けるポイントとも言えるでしょう(笑)  早めに到着したので店先で待たせてもらっていたところ、開店の10分前に店内に入れて下さいました。その後次々にお客さんが来店され、12時の開店時刻を迎えた頃は既に満席です。ちなみに、休日は行列必至とのこと。


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    エアコンは設置されておらず、壁に掛けられた首振り式の扇風機が昭和初期~中期頃の風情を色濃く残した店内に良く似合います。初老のご夫婦がお二人で切り盛りされておりまして、拝見したところでは厨房でのイニシアチブは女将さんが握ってらっしゃるご様子。掲げられるお品書きはこちらの二つのみですが、ラーメンの大盛りオーダーも出来るようです。





    セット(ラーメン+半カレー)
    770円

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    オーダーしてすぐに半カレーが運ばれて来ました。カレーなのに丼に盛られているのはご愛敬としても、肝心のスプーンが付いて来ません(笑)  ラーメン用のレンゲで食べるのがこのお店のローカルルールのようですが、先にカレーに手を付けるとスパイスで味覚が鈍化しそうなので、まずはラーメンから。


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    スープは煮干しに代表される魚介系の出汁が昔懐かしいニュアンスを漂わせつつも、仕込みの丁寧さや素材の上質さも同時に感じさせる上品な仕立て。油層が醸す円やかで優しいコク味がそれに上乗せされ、洗練された素朴感とも言えるモダンな一面も見受けられたように思います。この絶妙なバランス感と完成度の高さには思わず瞠目させられました。



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    厚めのスライスが嬉しくなるチャーシューはサクっと歯が入り、口の中でホロっと崩れる柔らかさ。薄めの味付けが故にスープの柔らかな旨味と同調します。その他、メンマや海苔、ハーフカットの茹で玉子といったシンプルながらもこの一杯に欠かすことの出来ない具材達が静かに脇を固めます。


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    加水率高めの中細縮れ麺は硬過ぎず柔らか過ぎずの適度な歯応えで、自らを強く主張することなくスープの旨味を引き立てるスタンダードタイプ。スープとのマッチングを考えればベストチョイスとも言えるでしょう。


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    半カレーはじゃがいもと豚肉のみのシンプルな具材ですが、ご覧のような大きなジャガイモが必ず載せられます。所謂、食堂系カレーの甘めで黄色味が強いタイプにあらず、褐色でなかなかの辛味を湛えます。但し、香辛料が複雑に絡み合う奥行きのあるスパイシーさは見られず、昔から慣れ親しんだ味とも言える市販のカレールーがベースになっていると思われます。風味増しに掛け回されたウスターソースの香りと酸味が際立つアクセントになっています。


    残しておいたラーメンのスープを口に含むことで柔らかな煮干しの風味がスパイスの辛味を見事に中和してくれて、個々の美味さも秀逸ながら食べ合わせも素晴らしいの一言。結構な満腹感を味わうことになりますが、オナカに余裕のある方にはこの「セット」をお勧めします。


    正直、この手のお店でこれほどの完成度を誇る一杯に巡り合えるとは思っていませんでした。マニアならずとも再訪必至の名店です。








    category: 宮城県

    Posted on 2011/07/09 Sat. 17:58  edit  |  tb: 0   cm: 4