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    ヘルズキッチン 

    今回も福島市の課題店を訪問すべく東北自動車道を北上しておりましたが、運転中にふと心変わりし辿り着いた先は、以前から訪問する機会を狙っていた宮城県富谷町の『ヘルズキッチン』さんです。 


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    泉ICで高速道路を下りて、国道4号線を更に北に向かって10分ほど走り「あけの平団地南入口」の信号を右折しますと、ご覧のような閑静な住宅街に到着します。


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    どこにでもある普通の住宅街の一角に店を構えるこちらは、「人類生誕至上最濃スープの鋼鉄系ラーメン」の謳い文句でその名を轟かす屈指の人気店。 決して立地的には恵まれているとは言えないながら、店先や店舗裏側にある駐車場を見渡せば、遠く青森県や福島県からも(←私ですww)お客さんが来られ、恐るべき集客力を見せ付けます。


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    ちょうどお昼時の入店になったものの、券売機横のテーブル席が空いておりましてそちらに案内されます。 客席はその他にカウンター席と小上がりで構成され、造りそのものは至ってシンプルながらも、店内に飾られる様々なオブジェがアンダーグラウンド的でおどろおどろしい空間を作り出します。 当然ながら、このような雰囲気の店内にラーメン屋さんとしての佇まいは希薄で、券売機やテーブルが置かれていることがむしろミスマッチに感じられてしまいます。


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                       <↑拡大出来ます>


    入店しましたら、まずは券売機にて食券を購入します。 券売機最上段の列は「濃厚豚骨系」、中段は「二郎インスパイア系」、最下段が「スタンダード系」に分類されているようですが、正直に申せばお品名だけでどんなラーメンなのかをイメージするのは不可能に近いかと・・(笑) ご店主自らが作成された比較表(下画像)を参照されるのが手っ取り早いと思われますが、「知力」や「政治力」などを織り交ぜたその比較の仕方は誠にもって ”斬新” そのもので、海外の著名ロック・アーティストの名をもじった洒落っ気たっぷりのネーミングに思わず噴き出してしまいます(笑)





    アルティメッ豚骨 鰹
    800円

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    初訪ですから看板メニューの「アルティメッ豚骨」をオーダーしまして、「鰹」「久留米」「海老」「本鮪」の四つのバリエーションからは「鰹」をチョイス。 初訪であれば定石を踏んで「久留米」を選ぶべきところかもしれませんが、今回はトータルバランスの高いエントリークラスをチョイスし、そちらの一品は次回の課題とすることにしました。 それにしても、中空二重構造で保温性も抜群と言われるステンレス丼が醸すメタリック感が、お店の雰囲気に見事にマッチしています。


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    短時間で濃厚なスープを作ることが可能な「豚骨スープ速成機」で炊かれるという豚骨スープは、スープというよりドロッドロのペースト状。 驚くほど濃厚でありながら臭みや諄さは微塵も感じさせず、鰹節の芳しい風味を纏うことで、近年の我々の味覚にも慣れ親しんだ、所謂 ”魚介豚骨” と称される味に仕上げられております。 魚介が鰹ベースなので目新しさは感じられないものの、流石に完成度は高く尚且つ洗練されておりまして、これが「本鮪」だったりメニュー落ちしてしまった「鰯」だったりしたら、どんなテイストで楽しませてくれるのだろうとイメージを膨らませてしまいます。 


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    トッピングに目を移してみましょう。 丼の半分をも覆い尽くす大ぶりなチャーシューは、これほどの厚みを有しておりながら食感はとても柔らかく、脂身は口の中で蕩けるようなジューシーさ。 更には炙りの一手間に因って香ばしさも加わり、その存在感はもはや主役級と言えるでしょう。 


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    豚骨ラーメンには欠かせないアイテムの一つとも言えるキクラゲは、意識してか麺の太さと同じ幅で切り揃えられていました。 麺と一緒に啜り上げてみますと、コリコリ感がこの上ない食感のアクセントとなります。 また、丼の中央にこんもりと盛られるネギは確か九条ネギだったと思われ、ネギ特有の辛味どころか甘味の感じられる逸品。 さり気ない脇役にも抜かりはありません。


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    麺は平打ちフォルムの太縮れ麺。 「むちっ」とした弾力ある歯応えも然ることながら、先述した濃厚魚介豚骨ペーストがこれでもかと絡みまくります。 豊かな小麦の風味と魚介テイストが織り成すマリアージュは、まさに ”アルティメット” 的な取り合わせ。  


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    卓上には専用の調味料が据え置かれておりまして、若干酸味の感じられるアルティメッ豚骨専用の醤油タレを少々と、フライドガーリックが入れられた辣油を小さじ一杯ほど垂らし、味わいの変化を楽しんでみました。 ベースが盤石であるが故にこの程度でガラッと様変わりはしないものの、味の輪郭がより鮮明になることで、また違った角度からこの一杯の魅力を感じる事が出来るかと思われます。  

    これほどのインパクトと完成度を誇っているにもかかわらず、今後更なるブラッシュアップが控えていることを示唆するかのように、現行モデルを「Evolution 1」としておられるところも大変興味深いところであります。


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    お店の歴史はまだ2年足らずとのことで、一瞥した限りではご店主様もまだまだお若い方のようにお見受けしましたが、強豪ひしめくエリアでどのような成長を遂げていかれるのか、これからも目が離せません。 


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    category: 宮城県

    Posted on 2012/02/09 Thu. 21:37  edit  |  tb: 0   cm: 6  

    コメント

    No title

    2度見、いや、3度見しましたよw
    いや~、これはスゴいスープですね(゜o゜)

    きりん #- | URL
    2012/02/10 22:26 * edit *

    No title

    「豚骨スープ速成機」設置とは凄まじさを感じさせますね。
    写真見てるだけでも、超濃厚スープの旨みが伝わってきます。

    渋めの店をレポするIcemanさんのブログを、今回リンクに追加させて頂きます。

    sachs944 #- | URL
    2012/02/11 06:46 * edit *

    きりんさん

    「飲む」というよりは「食べる」という表現がしっくりくるような、凝縮された濃厚さが感じられるスープでした(^^)

    濃厚系のみならず淡麗系も相当ハイクォリティらしく、そちらも気になってます(笑)

    Iceman #Q.zvybpY | URL
    2012/02/11 22:20 * edit *

    sachs944さん

    世の中にはスゴいマシンを考案される方がいらっしゃるもんですね~(^_^;)

    こちらのお店、外観はシックで渋目ですが、店内に足を踏み入れたら意表を突かれること請け合いです(笑)

    リンクの件、ありがとうございます(^^)
    今後ともお付き合いのほど、宜しくお願いいたします♪

    Iceman #Q.zvybpY | URL
    2012/02/11 22:30 * edit *

    No title

    おう~、ヘルキチ行きましたか~(*^_^*)

    すげ-ヤバイいっしょ!

    あの空間は、オイラのど真ん中なんだね~!(当然味の方も。。)

    土曜日に箱で店長にお会いしましてね、思わずガッツら食べたくなりましたよ(^_^)v

    おでんのさん #- | URL
    2012/02/13 19:56 * edit *

    おでんのさん さん

    はい~、行ってきましたよ~ v( ̄ー ̄)v

    今までいろんなラーメン屋さんにお邪魔してきたつもりですが、他に類を見ない独創的な雰囲気に完全ノックアウトされましたww
    もっと近くにあったら、間違いなくフルコンプしてると思います。

    あ~、福島にもお店出してくれませんかね~(笑)

    Iceman #Q.zvybpY | URL
    2012/02/14 17:35 * edit *

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