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    笑楽庵 

    前回、前々回とちょっと寄り道をしましたが、福島市の ”隠れた” 名店巡りも徐々に佳境へと突入していきます。 今回ご紹介させて頂く一軒は飯坂町の『笑楽庵』さんです。 飯坂温泉駅から徒歩でも3分ほどの立地ながら、メインストリートからは一本入り込んだ路地裏に店を構えられる為、地元の方以外でこのお店をご存知の方はそう多くないと思われます。


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    事前に調べたところに因りますとお店の歴史は相当に古く、年季の入った暖簾と鄙びた店構えからそこはかとなく漂う郷愁感は、まさに老舗のそれです。 半年程前から訪問の機会を伺っていただけにその感慨も一入。


    P1010189.jpg


    店内に足を踏み入れますと、大変失礼ながらこの手のお店にはおよそ不釣り合いとも言えるような、お若くて可愛らしい女性が出迎えてくれます。 真っ白なベレー帽と調理服に身を包んだ彼女の出で立ちは、どこから見てもどちらかのパティシエといった様相。 先代から代替わりされて、今はこの女性がお店を任されているのかとも思いましたが、実際にお店を切り盛りされるのは三代目になられる女将さんで、こちらの女性はそのご令嬢様でした。 ちなみに、ご高齢ながらも出前用のスーパーカブを巧みに操られる二代目もご健在でして、親子三代に亘るなんとも仲睦まじい姿が印象的です。


    P1010188.jpg
                     <↑クリックで拡大>


    メニュー構成は店先に掲げられる看板通り、ラーメン、蕎麦、うどん、の三本柱で成り立っております。 中華麺系の品がお品書きトップを飾っているものの、蕎麦やうどんの豊富なバリエーションを擁する辺りからして、こちらのお店はもともとお蕎麦屋さんではないかと思われます。 一瞥したところでは、厨房の中に鎮座する昔ながらの竃は今も現役のようでして、これが無ければ再現出来ない老舗の味筋を頑なに守り抜いておられるご様子。
     



    ラーメン
    500円

    P1010190.jpg


    ワンコインながら、バランスのとれた端正なビジュアルに目を惹かれます。 麺のフォルムがありありと見透かせるほどに澄んだスープは、鰹出汁がベースのようです。 僅かな甘味を纏う円やかな醤油タレと組み合わされるテイストは、日本蕎麦のつゆにも近い和風なニュアンスを携えておりまして、味作りの根底にはやはりお蕎麦屋さんならではの出汁引きが存在しているように思います。 脂浮きはほとんど感じられないすっきり系ながら、ほのかに加わる鶏の旨味が融合することで味幅が広がり、素朴ながらも滋味深い味わいをもたらしております。


    P1010192.jpg


    チャーシューはちょっと珍しいタイプで鶏肉を使用されています。 醤油タレの染み渡り加減、ぷりぷりの食感共に素晴らしい出来栄えで、噛むほどに鶏の旨味がジュワっと滲み出してきます。 これをふんだんにトッピングした「チャーシューメン」がこちらの一番人気であるというのも納得出来ます。 


    P1010193.jpg


    ややソフトタッチな食感ながら、もっちりした噛み応えの感じられる多加水の中麺は自家製麺とのこと。 スープの旨味を自然に持ち上げつつ、豊かな小麦の香りが自身をさり気無くアピールしています。 多加水系の滑らかな啜り心地も相まって、麺を手繰り寄せるスピードはどんどん加速していき、気付けば麺が無くなっていました。

    70年にも及ぶ歴史をバックボーンに持つこの一杯は、郷愁漂う昔ながらの「支那そば」や「中華そば」をも超越する、まさしくラーメンの原型とも言えるような素朴な一品で、シンプルが故の飽きの来ない美味さに、毎日でも食べに来たいと仰るお客さんも決して少なくないのだとか・・。 


    先述した ”パティシエさん” は、まだまだお若いこともあって、この暖簾を継承する決心をされていないそうです。 昭和の名残をしみじみと残す、懐かしくも貴重な一杯を是非とも後世に残して頂きたい。 老婆心ながら、切にそう願いつつお店を後にしました。






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    category: 福島市

    Posted on 2012/02/18 Sat. 21:37  edit  |  tb: 0   cm: 6  

    コメント

    No title

    これはまた、スゴイ店の発掘ですね。
    たぶん地元以外は知らない、出前をメインとしたお店でしょうかね。
    店内にある手洗い、燻製状態のだるま、扇風機と店の歴史を象徴し、そこにパテシェさんがいらっしゃるとなれば、風呂上りに一杯楽しみながら、長居しちゃいそうです。(^^)
     ワンコインで基本具材がオンされているのは、外の看板のラーメンだけは赤文字にしていることから、伝わってくるものを感じます。

    sachs944 #- | URL
    2012/02/19 08:44 * edit *

    No title

    ありゃ、素敵な雰囲気ですね!

    ラ-メンも凄くシンプルですが旨そうです!
    最近こういうのメッキリ少なくなってルので凄く新鮮ですね。。

    是非食べてみたいのね(^^)/

    おでんのさん #- | URL
    2012/02/19 09:31 * edit *

    sachs944さん

    古くから地域の方に愛される地元密着店のようですね(^^)

    店内の調度品を眺めているだけで昭和にタイムスリップしたかのような錯覚に襲われますが、記事中でも触れた厨房の ”かまど” が、また良い味出してるんですよ~w

    飯坂にはこのようなディープなお店がまだまだ点在しているようなので、時間を掛けて探索していきたいと思います。

    Iceman #Q.zvybpY | URL
    2012/02/19 20:54 * edit *

    おでんのさん さん

    所謂、老舗と呼ばれるこの手のお店は、誠に残念ながら年々減少しているようですね。

    ラーメンのルーツとも言えるような素朴な味わいですが、食べ進むほどに日本人の琴線に触れるような滋味深さを感じて頂けるのではないかと思います。

    大好きな ”湯巡り” がてら、暖簾を潜られてみては如何でしょう(←と煽ってみるww)

    Iceman #Q.zvybpY | URL
    2012/02/19 21:19 * edit *

    No title

    こんばんは♪(^-^*)/ハロ~!
    以前から拝見させて頂いていましたが、初めてのコメントです。
    ワンコインながらとても美味しそうなラーメンであると共にチャーシューが鶏というのに非常に惹かれました。
    このチャーシューがふんだんに使用されているだろうチャーシューメン食べてみたいです♪♪

    ハロ #tHX44QXM | URL
    2012/02/19 22:40 * edit *

    ハロさん

    はじめまして(^^)
    以前からご覧頂いていたようで、ありがとうございます♪
    実は、私もハロさんのブログは拝見させて頂いておりました。

    今時のラーメンとは対極を成すような素朴且つ、シンプルなラーメンですが、この手の一杯がお好きな方でしたらその美味さに納得して頂けるかと・・。

    チャーシューメンはこちらの看板メニューとのことですので、訪問する機会がございましたら是非召し上がってみて下さい♪

    Iceman #Q.zvybpY | URL
    2012/02/19 23:16 * edit *

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