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    ますや本店 台新店 

    久しぶりに郡山市のお店を伺いました。
    お邪魔したのは、郡山市台新に店を構えられる『ますや本店 台新店』さんです。 今年の『ふくしまラーメンショー2013』の試食会で伺ったのが最後ですから、約3ヵ月ぶりの訪問になります。 

    「郡山一麺会」の会長も務めておられるご店主・柴原さんには、ラーメンショー関連では何かとお世話になっておりまして、もっと早く伺ってお礼を申し上げなければいけないところでしたが、これほど時間を空けてしまったのは、私の不徳の致すところです。 ってことで、一刻も早くご挨拶いたすべく、脇目も振らずに赤い暖簾を目指しました。

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    当地の伝統の味として根強い人気を誇る、 ” 郡山ブラック ” の老舗としてご繁盛されていることは、今さら私が言うまでもないことでしょう。 お昼時の盛況ぶりも重々承知していますから、時間帯をズラしてお店に向かったのですが、13時半を過ぎても空席を見付けるのが困難なほどの賑わいを見せていました。 

    柴原さんは、いつものようにガラスで仕切られた厨房内で、お仕事に打ち込んでおられました。 店員さんがその仕切りガラス前のカウンターへと案内してくれましたので、お仕事の邪魔をしない程度に軽くご挨拶させて頂きつつ席に着きました。

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    事前に伺ってはおりましたが、基本メニューの漆黒系中華そば以外にも、ご覧のような品がラインナップに加わっていました。 数量や期間に限定がある品にはなりますが、柴原さんのラーメン職人としてのこだわりがぎっしりと詰まった一杯であることは間違いなさそうです。   

    以前からこちらの夏メニューは気になっていましたので、今回は冷やし系の品を頼んでみることにしました。 お冷を運んで来てくれるタイミングを見計らい店員さんに告げてみたところ、この日提供分の冷やし系メニューは全て売り切れてしまったとのこと∑( ̄ロ ̄|||)

    この日は夏メニューを所望したくなるほどの暑さでもなく、むしろ温かいラーメンの方が好都合ってくらいの陽気でしたから、店員さんに悟られないよう必死に動揺を隠しながら、別なラーメンを頼むことにしました(笑)



    むかし醤油そば+味玉
    600円+105円

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    壁に貼られたPOPでは ” 懐かしいシンプルな「支那そばを」お楽しみください ” なんて仰られながら、彩り豊かなトッピングが添えられ、なかなかに洗練された出で立ちでご登場です。 

    『ますや』さんの原点とも言える漆黒系スタイルは踏襲されず、淡い醤油タレの色味も美しい清湯スープの誂えです。 出汁は、鶏ガラなどの動物系がベースと思われます。 突出した何かで訴えるような味ではありませんが、醤油ダレの効きが穏やかなぶん、塩味は敢えてシャープに立てられているようです。

    動物出汁に由来する油膜のコクも含まれますが、基本となる味はすっきりとしたもので、懐かしい系の支那そばテイストを柴原流に洗練させたような味わいが、この一杯の個性と言えるでしょう。 

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    多彩な載せ物は、サクッと歯切れるしっとりチャーシューが2枚、大ぶりな柔らか穂先メンマ、ナルト、青菜、刻みネギの定番アイテム、後載せした半熟玉子、最後に八重桜の塩漬け・・・( ̄◇ ̄;)エッ? こんなビジュアルどこぞで見たことあるような気がしませんか?(笑)

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    麺は、縮れ麺かストレート麺のどちらかからチョイス出来るようで、今回はストレートタイプでお願いしました。 
    低加水系の「ぷつっ」とした歯切れの良さは残しつつ、しっとりしなやかな食感を伝えてくれる麺は、口当たりの優しい淡麗醤油スープと同様、強烈な存在感を主張したりはしません。 その二つの相性の良さについては申し分なく、どちらかと言えば、ご年配の方に人気が高いと仰られるのも分かるような気がしました。

    インパクトで食わせるラーメンが持て囃される昨今ですが、ご自身理想の一杯を表現した創作系のラーメンは、作り手の繊細さや優しさが味にも滲み出ているようです。 



    この一杯を食べ終える頃、柴原さんのお仕事もようやく一段落され、私の席までご挨拶しにいらして下さいました。 

    ラーメンショー終了後に体調を崩されていたそうですが、あの頃よりは少しだけ頬の辺りがふっくらしたようにも見え、一先ずは安心いたしました。 当時の思い出などをあれこれお話していたところ、思いがけないお申し出を頂きました。




    ますや 極つけ麺
    880円

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    思いがけない申し出とは、本来のお目当であった品を特別にサービスで作って頂けるとのことで、恐縮しながらもお言葉に甘えさせてもらうことにしました

    ちなみにご覧の品は2杯目ということで、私のオナカ具合を気遣って下さいまして、麺量少なめ仕様となっております。 通常品はもっとボリュームがありますので、どうぞご安心ください(笑)

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    まず始めにつけ汁ですが、これが驚愕の煮干しテイストがっつり全開モード。 煮干しを油で煮たその上澄みをすくって作られると言う、特製煮干しオイルが効果覿面。 

    水で煮出したものは若干の生臭さが残ってしまい、また粉っぽさを柴原さんご自身が好まれないとのことで、魚粉も使っておられないそうです。 煮干しの旨味・風味を極限まで高めていながら、エグ味などのネガティブ面を感じさせないのは勿論、この上なく芳しい香ばしさは、こんな一手間の賜物と言えるでしょう。

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    この品にはデフォで割りスープが供されます。 隠し味として秘密のアイテムを忍ばせてあるようなのですが、ラーメンにはまず使用されないという食材とは、果たして何でしょう(笑) 

    ともあれ、味が濃過ぎると感じられる方は、この割りスープで好みの濃度に調整して頂くことも可能です。 

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    麺に共添えされる形のトッピングも、なかなかゴージャスです。 特に炙りが加えられる肉厚チャーシューは、焼き目による香ばしさを手に入れるばかりか、脂質の旨味もバーナーの熱で再活性化されております。 醤油ダレの味付けはやや濃いめながら、つけ汁に浸しても違和感を感じさせることもなく、旨味の相乗効果は飛躍的に高まります。 


    全くの偶然なのですが、伺った日はこの限定モデルの小変更が行われた日でもありました。 前日までは箸休めとして味玉をトッピングする仕様だったのですが、味玉は温泉玉子にスイッチされ、カルボナーラのように麺に絡ませて召し上がるという、なんともハイカラな二段仕立てにモディファイされてました(笑)

    温玉効果でつけ汁の濃厚さは当然マイルドになりますが、魚介の香ばしい風味は損なわずして食べ易くもしてくれるという、心憎いアイデアだと思います。

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    平断面の多加水太麺は、パワフルさで押してくるつけ汁にも負けない「がしっ」とした逞しい歯応えで主張しています。 縮れはそれほど強く掛けられていませんが、つけ汁の絡みにおいても文句無しで、思うさまにどっぷりと浸して啜り上げれば至福のひと時が訪れることでしょう。

    割りスープもとりあえず試してみました。 これは完全に好みなので一概には言い切れませんが、魚介系がお好きな方でしたら敢えて薄める必要はないのでは、というのが私個人の意見です。 そのままダイレクトにニボニボ風味を楽しまれて、つけ汁まで完飲されたい方は、最後にスープ割りでフィニッシュを迎えられた方が幸せ度数は高いように思うのですが、如何でしょう。


    他のお品は一切召し上がられないのに、毎年夏になるとこれだけを所望しに来られるコアなご常連さんもおられるほど、好き嫌いがハッキリ分かれる品だと思いますから、魚介系を苦手とされる方には、間違ってもお勧めはいたしません。



    お礼方々とか言いながら、今回もまた柴原さんのご厚意に甘えさせて頂く形になってしまい、誠にもって恐縮してしまいますが、心ゆくまでこの一杯を堪能させてもらいました。

    あの『ますや』さんのイメージを簡単に覆してしまうほど強力無比なインパクトを放つ逸品であると同時に、柴原氏の底力に端倪すべからざるものを感じずにはいられませんでした。




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    category: 郡山市

    Posted on 2013/07/30 Tue. 16:12  edit  |  tb: 0   cm: 2  

    コメント

    極つけ麺

    初めて登場した頃に頂きましたが、モディファイというよりはかなり進化されてますね。当時は温玉や割スープはなかったと記憶してます。ますやさんが提供される普通のつけ麺も興味津々で機会を見て味わいたいですね。

    sachs #- | URL
    2013/08/02 04:10 * edit *

    sachsさん

    この品は毎年進化し続けているようなのですが、今年登場したばかりモデルが既に小変更されていました。
    柴原さんのお話では、これ以降も改良の手を緩めることなく、更なるバージョンアップが図られると仰っていましたから、進化の過程を見てみるのも面白そうですねw

    私も次回はもう一種類のつけ麺を頂いてみるつもりです。

    Iceman #Q.zvybpY | URL
    2013/08/03 19:15 * edit *

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